先週、2回目の「いけばなセミナー」で中国へ行ってきました。
今回のセミナーは3日間コースです。
前回の6日間コースとは違った内容になっています。
1日目・・・
モニターに写真を写しながら、いけばなの起源から、今の草月までをレクチャー。
基本花型のデモです。
十文字留めの説明を。
添え木留めの説明も。
自由花のデモ。
この時は2作いけました。
受講者71名を3つのグループに分けて、
グループ1 → 基本(盛花) → 基本(投入) → 自由花
グループ2 → 基本(投入) → 自由花 → 基本(盛花)
グループ3 → 自由花 → 基本(盛花)→ 基本(投入)
で、ひとり3作です。
@3作 × 71名 で 213回の講評でした。
2日目・・・
この日は、7グループに分かれての合作です。
まずは、道具類の説明から・・・
各グループでディスカッションしてもらい・・・
作品チェックをして、制作に取りかかります。
竹割りも自分たちでできます。
青竹(太) 2グループ
油抜き竹(細) 2グループ
晒し素材 1グループ
蔓 1グループ
杉(細丸太・スライス) 1グループ
みなさん、熱心です。ヤル気満々。
それぞれ個性豊かな作品に仕上がりました。
講評の前に、グループの代表の人に作品のコンセプトや、デッサンと変わってしまった点などを話してもらいました。
皆さん、作品への思いが溢れ出てきます。
中には、踊りだす人も・・・
そして、講評。
皆さん、納得してもらえたようで良かったです。
そして、恒例の質疑応答。
終わりに、全員で記念撮影。
3日目・・・
この日の午前中は「レリーフ」を制作してもらいました。
この日のために、前回(6月)行った時から、スタッフの人たちに「枯れもの」を作っておいてもらいました。
まずは説明して・・・
作例を・・・
夢中になって制作してくれていてホッとしました。
数が多すぎて会場内には飾れなかったので、
建物の外回りに並べてみました。
受講者以外の人たちにも見てもらえて良かったです。
そして、午後は・・・私の「デモンストレーション」をさせていただきました。
見たこともなく名前も知らない花材がたくさんありました。
花市場には売っていない花材・・・
っと言うか、道端に生い茂っている花材も。
どうしても使いたい・・・って言っていたら、知らないうちに校長先生とスタッフの人が切りに行ってくれていました。
出来上がった作品は、屈強な男性スタッフが運んでくれました。
2作目、3作目・・・と続いていきます。
最後は、ステージ上で大作を1作。
デモでは小品14作と大作1作、合計15作いけました。
写真はいけた順番に並んでいるはずです。
1作目なので、素材をいかして大きめにしました。
面を意識して・・・
校長先生が北京で買って持って来てくれた花器。
花器の形と線を意識して。
花市場で見つけた枯れ「こうてん桑」
「赤」と「黄」で中国の国旗風!?
「たいさんぼく」をかためてみました。
大好きな「アレカヤシ」
「ユーカリ」ざんまい
日本で買って持って行った花器。
シンプルな作品も。
一番好きな作品かも。
自分っぽい・・・
実ものをふんだんに。
金色の花器なんて初めて使いました。
3作目の黒い花器と白い花器のシリーズもの。
そして、最後の大作。
大きな枝ものは校長先生とスタッフがとって来てくれたものです。
惜しみない協力に、ただただ感謝です。
黒い服の人たちがデモを手伝ってくれました。
何も言ってなかったのですが、
前回行った時に私がいつも黒い服を着ていたから、みんなも黒で統一してくれたそうです。
スタッフ一同で記念撮影。
全て終わって清々しい顔をしている私。
このあと、皆さんに一言二言を話させてもらったのですが、
やはり、感極まって・・・
「ありがとう」の言葉しか出てきません。
貴重な経験をさせていただいたこと、いろいろ勉強させてもらったこと、
感謝の気持ちでいっぱいです。
「謝謝」